ホットケーキ日記

オフィスレディの日常。

なまはげに会いにいった話

  1. なまはげに会いにいった話
  2. 昨今のなまはげ拒否に思うこと

 

先日、ついに念願のなまはげに会いに行きました。

従来なまはげは男鹿の限定的なイベントで、大晦日に個人宅を襲撃(?)に行くものだが、今回参戦した「なまはげ柴灯まつり」観光客が生・なまはげを堪能できる超貴重なイベント。

 

大混雑の東京駅では大好きな駅弁屋・祭でこれまた大好きな米沢駅弁「牛肉ど真ん中」を購入し、いざ東北新幹線はやぶさへ。秋田市から八郎潟を北上し、ついに聖地、男鹿半島へ上陸。

ちょうどこの前日は全国的な大寒波にみまわれていたが、この日は少し暖かめ。男鹿市真山神社にて、18時から柴灯まつりがスタート。

 

柴灯まつりは神事となまはげが組み合わさった祭りで、地元の青年が神職からなまはげのお面をもらい、山に帰る→最後は松明をもって山から下りてくる  という内容で、その途中には大晦日なまはげ訪問を模した劇や、なまはげ太鼓団の舞台も楽しめる。

 

もうとにかくノスタルジックの一言。一面の雪に松明を持って降りてくるなまはげの集団は、もうクールジャパン!!これ日本のガイドブックに写真を載せれるのでは?というぐらい幻想的でした。あと、松明もったなまはげの行列にみんなが押し寄せてついていく様子はディズニーランドみたいで、子供達がなまはげの後ろをついて雪の上の藁を一生懸命拾っていたのもかわいかった。

なまはげの藁は頭に巻くと賢くなれるらしい。

 

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 大晦日の再現劇を見ると、思いっきりなまはげ2人が家の中を足踏みで回っていたのも衝撃で、あれは子供はもちろん大人も結構こわいなあという印象。笑

 

最近はなまはげが来ると汚れるし食事も用意しなきゃいけないし、たまに酔ったなまはげが悪さをして…というのもあり、【なまはげ拒否】も多いんだとか。

 

祭り内で、

「男鹿の子供達は、小学生低学年は押入に隠れ、中学年になると怯える兄妹を守るようになり、大きくなると今度は自分がなまはげとして地域行事に関わり、生まれ育った地域を伝統行事を通して見守るようになる」

という話があり、すごくいいなあ…とは思ったのですが。

 

地域行事の存続と、実際に行事に関わる人の負担との折り合いをどうつけていくかが問題なんだろうなあ。

 

でもあんな雪深い幻想的な地域なら、本当にお山に神様がいるかも…と思いますね。